豌豆
ちょっと畑仕事をさぼるてーと
すごいことになっている。
作物の生育のスピードをはるかに追い越して
雑草のジャングル。
となりのMジーさんが
「緑がキレイダネ、ヒヒヒ」とほめてくれる。
イタドリの群生が見事だ。
スイバとかスカンポなどと呼ばれ
シュウ酸が含まれているので茎を噛むとすっぱい。
子供のころは学校帰りに噛みながら歩いたものだ。
ヨーロッパではスープにして食べるという。
やってみようかな。
ドサッと刈ってきて「ホリャ、スープにしてクリョー」と
言ったら「自分で作って自分で食べな」と
あの人は言うだろうな。
エンドウ豆が最盛期を迎えた。
エンドウは豌豆だから、エンドウ豆というとエンドウマメマメになるな。
おじさんとこは
グリーンピースとキヌサヤとスナップが植えてあって
他にソラマメももうじき取りごろになる。
キヌサヤとスナップの取り立てを
塩ゆですると甘くてシャキッとした歯触りで
初夏そのものが口中に広がる。
メンデルの遺伝の研究にエンドウが使われていたような気がする。
両親がもっと沢山エンドウを食べていれば
おじさんのもっと良い遺伝子を受け継いでいたのかな、
そういう話ではなかったかな。
おいしいものは幸を運んでくれる。
一つかみくらい
幸せを分けてあげようか。