栃の実

セイケンのあぴぬーんおじさん

2013年09月16日 22:29

今度の台風は大きかったが
幸い掛川周辺は大したことがなかくヤレヤレ。
台風直前にWVの仲間と大月の奥にある滝子山に登った。
1600mを少し超えたコナラ、水ナラやブナなどの広葉樹の自然林が魅力的な山で、
富士山や八ヶ岳まで見張らせる人気の山。
山頂は台風関連の雲で眺望は不良だったが
山ガールや山女あるいはまたヤマンバにも出会って
楽しい山登りが出来た。

広葉樹林はドングリなどの木の実が豊富で
熊や鹿、イノシシなどの野生動物の楽園だ。
落ち葉は保水力が多く、豊か水源となる。
新緑もきれいだし、こらからの季節は紅葉が美しい。

山麓はかつての植林でヒノキ美林になっているが
昨今の建築事情で材木が売れなく、このまま朽ちてしまうのではないかと心配だ。
なんとかならんもんか、農林業の日本の基幹産業なのに。

いたるところに栃の木があって
栃の実がぼろぼろこぼれおちている。
パリの街路樹マロニエほ日本の栃の木と親戚。
飯田や水窪なんかでは栃の実の餅や栃の実せんべいなどを
特産品として売っていてお土産に買って来たこともある。

この実はどんぐりとおんなじで
アクがつよくてしっかりアクぬきしないと
しぶくて口中渋だらけになってとても食べられない。
あく抜きの方法は聞いてみたが
かなり面倒なものだが挑戦する価値がありそう。

この渋い実が熊の好物だと言うからわからない。
彼らは味音痴なのか、渋くはないのか、ウンコはスムースに出るのか?
この秋木の実をたっぷり食べて冬眠の準備中なのだろう、
殻だけがたくさん残っていた。