野菜作りを始めて約２０年になるが、まだまだ素人の域を脱していない。仲間の農学博士に教わってもじきに忘れるがその都度聞きながら結構いい作物が出来ている。その博士に「ふくみみ」をもらった。炒め物などに使うと程よい辛さで料理が引き立つ。唐辛子とピーマンとの中間で大きな耳みたいな実であんまり辛くないのが特徴だが、辛くないと思って思い切りかじるととび上がることがある。連中にも個性があるのだろう。
チベット地方では唐辛子は必需品で秋には屋根いっぱいに赤い唐辛子が干してある。東南アジア一帯も唐辛子はなじみのもの。韓国でも唐辛子は必需品。おじさんの友達に韓国人２世がいて激辛の青唐辛子をバリバリ食べて平気な顔をしていた。あまりにうまそうなので食べてみたら気絶寸前になったことがある。彼らにしてみたら「ふくみみ」なんかピーマンと同じなんだろうな。
