東京へはよく出かけたが、途中の小田原はあまり立ち寄ったことがない。報徳社の関係で一度二宮尊徳のゆかりの地を訪ねたり、仕事で数度行ったくらいだ。掛川駅前広場には「えっさえっさえさほいさっさ、小田原提灯ぶらさげて♪・・」の時計台がある。掛川駅に降りたお客さんは、いきなり小田原提灯の人形が踊りだすのだから「え？なんだろ」姉妹都市か？報徳の関係かな？。
里山倶楽部の会計主任は小田原出身、話は昔から聞いていても行ったことのない小田原の一夜城へ案内してもらった。小田北条軍が５～6万籠城する小田原城を見下ろす石垣山に80日かかって巨大な砦を築城した。周りを取り囲む20万を超す軍勢と、周りの木を切って姿を現した秀吉の城を見て北条氏は開城したという。
この一夜城址、行ってみて驚いた。巨石の石垣積みだけでも、今の重機をフル回転させて80日では無理だという。それを人海作戦でやったのだからすごい。北条氏が降参するのも無理はない。古城を見るにつけ機械力のない時代にどうやって作ったのか感心するしかない。機会があったら行ってみてごろうじ、漁港周辺の海鮮料理もおいしいよ。
