山を歩いていると蔓性の丸い葉っぱをつけた鬼女蘭を見かけることがある。実がはぜるて綿毛が飛び出す様子が鬼女が髪を振り乱すように見えるからそういわれるようになったという。この葉っぱには毒がある。葉っぱに丸い穴の開いたものはアサギマダラ蝶の幼虫が食べた跡。裏を見ると幼虫を発見できる。アサギマダラ蝶の幼虫はこの毒を体にため込んで天敵から身を守るのだ。南方から渡ってきた蝶の一部は戻るのが面倒になって日本で越冬するという。おじさんはやさしい鬼女がいるためによそへ行けず掛川に住み着いてしまった。
帰るのがいやになった蝶のために倉馬に鬼女蘭を数本移植したがなかなか増えない。
山で発見した写真の幼虫はじきさなぎになるだろう。無事羽化できればいいが。
帰るのがいやになった蝶のために倉馬に鬼女蘭を数本移植したがなかなか増えない。
山で発見した写真の幼虫はじきさなぎになるだろう。無事羽化できればいいが。