あぴぬーんおじさん

元気ニコニコ生活のために

廃校

廃校 農山村の若い衆が都会に出てしまって
村はさみしくなった。
天竜川の上流など各地にある山の中腹天空の里は
最高の環境にある住まいに見えるが
不便な生活がいやになって、
お年寄りの一人住まいから、だんだん空き家が増え、
廃村に追い込まれるところも多いようだ。

廃校 
飯田市の上村旧木沢小学校も
昭和34年には264人もの子供たちでにぎわっていた。
周囲は立派な杉ヒノキの林なのに
林業がだめになって
若い衆がいなくなって、子供たちが消え、
そして・・・だれもいなくなった。
昭和初期に建てられた頑丈な木造校舎が村の郷土記念館みたいな存在で残されている。

校長先生は「猫先生」
優しい校長だ。

廃校
教室にあるオルガンは訪問者の独演に使われている。
懐かしの童謡をひきながら
昔学んだ自分たちの小学校のことを思い出すのだ。
おじさん時は小、中、高校も木造だった。

廃校 







水窪の旧西浦小学校も廃校になって
今は「ミナの森プロジェクト」の皆さんで
校舎やグランドを使った各種イベントを催して
村おこしに役だっている。

廃校 ここはもとの教員室かな、喫茶店になっているよ。
食事もできるし、学校の先生になったような気分になる。
ここの校長先生は「コトコ」というワン君、
怠け者先生で
のそのそっと歩いたと思うと
ゴロッと寝てしまう。
臨時採用教頭のおじさんもつい一緒に寝てしまうよ。
なんといっても生徒がいないのだから気が楽だが・・・
さみしいね。

廃校
コーヒーのおともに出してくれた「とじくり」、
蕎麦がきに柔らかな炒り大豆をまぜた郷土のおやつだ。
蕎麦の香りと大豆の香りがほんのりした甘さの中に漂う逸品だ。
昔は早朝の農作業まえにこれを食べて
ひと働きして家に帰って朝食になったんだって。

みんな働きもんだったんだな。
うまい空気、うまい水、素朴な食事・・・医者がいなくても健康だった。

都会、文明、便利さに慣れ過ぎて
自然のなかで生きる喜びを忘れてしまった。
もったいないこんだな。

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
廃校
    コメント(0)