あぴぬーんおじさん

元気ニコニコ生活のために

いのちゃん

いのちゃん このおおごっつぉー(掛川弁大ご馳走)
はただごとではない、と思うだろう。
じつは、掛川の山間部でイノシシの駆除をしている
猟友会メンバー家に招待されたと思いねえ。

出されたごっつぉーは、聞いてうらやましがるな。
「自然薯シイタケ味とろろ汁、いのちゃんのお肉、
日本鹿の刺身、わらびの煮物とハリハリ浸け、
菜の花と大根切干のあえもの、ごぼうのあっさり煮
その他ゴマン。」
ドリンクは焼酎「明るい農村」だ。

いのちゃん そして、いのちゃんのレバー焼き。
このレバー焼きを食すると
どういうわけか、身体がほてって、
ムラムラッとくるというすごいものだそうだ。
ちょっと、恐ろしくて手が出なかったよ。

話の中で食してみたくなったものは
いのちゃんの頭の丸焼きだ、来年の猟期に挑戦してみよう。

いのちゃん 最近は野生のいのちゃんはじめ
鹿や熊などが人里に進出し始め農家の方はえらい苦労している。
特にいのちゃんの「鼻力」は強烈で、
いたるところほじくりかえし、人を襲ったりしている。
そこで、駆除する役が20数名の猟友会ということになるが、
問題がある。何か?
一つ、
後継者がいない。60代のメンバーのあとがない。
今のメンバーが動けけなくなったら、彼らは猛烈な勢いで増殖し、
街じゅうほっつきまわるようになりかねない。
自衛隊出動要請がでて、市街戦が始まるかもしれない。
若い衆が見習いで修行して、ものになるには数年かかる。
頭と体力抜群な、いのちゃんと張り合うのは楽しいと思うよ。
おじさんもやりたいが、山を走り回るにはスタートが遅すぎると、断られた。
二つ目、
イノシシ肉が思うようにはけない。
おいしい肉だが、料理屋のメニューに載らない。
スーパーにも出てこない。
掛川をイノシシ料理特区として規制緩和し、売り出せば
肉が売れて、猟友会メンバーもやりがいが出る。

聞いたことのない話を聞きながら
山の部落の夜はしんしんと深けたのであった。





この記事へのコメント :
 すごい「ごっつそー」 花札みたい。 あ!あれは、猪鹿蝶か!
それにしても、おじさんは、いろんな方と知り合いだ事!

何年か前から、野生動物による、農作物や人への被害が増加
しています。 花粉症もそうですが、国の植林政策のひずみが
ここに来て、出てきたのではないかなぁ。

野生動物のエサ・実のなる木を切り、杉や桧を植え続け、それに
猟を生業にする人達が減った。 「個体数は増え、エサ・生息域
が減る」状態となって、里へ町中へ出て来て人間とぶつかる。
         
山の植生を変えなければ。 それで、たまには自衛隊の訓練で
山狩りをしてもらうか?
野生・自然との付き合いは、もっと先人に学ばなくちゃあね。
Posted by じゅにち at 2010年03月16日 16:18
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